Nature Remoを買ってリモコン操作をした
こんな感じ(2017年5月30日追加)
Nature Remoってなに
機能的にはIRKitの進化形なのだそうですが「エアコンをスマートにする」というコンセプト?で宣伝しているようです。
https://www.kickstarter.com/projects/926103613/nature-remo-make-any-room-air-conditioner-smartwww.kickstarter.com Nature
ちなみに私は去年Indigogoで購入しましたが、現在はNatureの公式HPでも購入できるようですね。
APIはまだ非公開だそうですが、IRKitとおなじという情報を得たのでとりあえず自宅にある機器を操作できるか試してみました。 結果成功して、コマンドライン、Siri経由で操作できました。スマートハウスっぽくて大変満足。
下に書くことは将来変わることがあるかもしれないので、試すにしても自己責任で宜しくお願いします。
構成
Nature Remo + homebridge + iPhone(Siri, Home app, Eve app)
homebridgeは先人たちが残してくれた記事を参考にインストール。最初はRaspberry Piでやろうと思っていたんだけれど、 なんかいろいろ足りなくて怒られたのと、インストールが遅すぎてつらかったので替わりにmouseのStick PCのWindowsの上で仮想マシン(Debian)を立てました。 これがまた安定しなくて時々ホストが反応しなくなることもあるけれど、サクッと試すぶんにはまぁ悪くない。Stick PCだししょうがないね。 ほかにEveをインストールしたり、Home appの設定をしました。
はまった点とか
homebridgeが落ちることがあって、iPhoneから命令を出しても「反応がありません」状態になるときがありました。まぁ落ちたらあげればいいんだけれど、結構頻繁におちるので対策が必要っぽい。
homebridgeのconfファイルに機器の名前と信号を書くのだけれど、テレビみたいな汎用的な機器の名前は使わない方がいいっぽい。Siriに「テレビをつけて」と言うと「それはできません」と言われます。これはconfファイルにはテレビで書いておいて、Siriでの呼び方だけEveで変更してあげることで回避できます。ちなみにうちはテレビをモニターで登録しています。
confファイルのname欄にMACアドレスを書くのだけれど、フォーマットを守らないとエラーになるので注意が必要。最初アルファベットを小文字で書いたら怒られて、?となっていたんだけれどエラーを読んだらA-Zで書けって書いてありました。アドレスがBだったら0埋めして0Bにするといったところも注意が必要です。
一度Eveに登録したhomebridgeを削除して、もう一回登録しようとすると今回入れたhomebridgeが表示されず登録できないことがありました。これは
.homebridge
ファイル内にあるpersist
フォルダーを消すことで回避します。アクセサリを2つ以上登録するときは以下のように記述します。カンマを忘れずに。
"accessories": [ { "accessory": "IRKit", "name": "テレビ", "irkit_host": "Remo-xxxxxx.local", "on_form": {"format":"us","freq":38,"data":[3297,1729, 省略]}, "off_form": {"format":"us","freq":38,"data":[3297,1729, 省略]} },{ "accessory": "IRKit", "name": "レコーダー", "irkit_host": "Remo-xxxxxx.local", "on_form": {"format":"us","freq":39,"data":[2333,654, 省略]}, "off_format": {"format":"us","freq":39,"data":[2333,654, 省略]} },{以下同様}
さいごに
Siriに「〜して」と言った後に「わかりました」からの各機器の電源がつくまでの流れは未来を感じます。 Nature Remoは今回のリモコン機能だけではなく、様々なセンサーを搭載しているということでそれらと連携した何かを作ることができそうで ワクワクが止まらない...。Natureさんには早く公式なAPIを出して欲しいです。