音声認識「Julius」を試してみた。
こんにちは。花粉症なのか鼻水がつらいです。
Interface(CQ出版)という雑誌に音声認識についての記事がありまして、
PCを使って手軽に音声認識できるそうなので試してみましたよ。
環境はこちら---------------
OSX 10.8.3 Mountain Lion
メモリ 8G 1333Mhz DDR3
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まぁ、普通ですよね。
【手順1】portaudioの導入
http://www.portaudio.com/download.html からダウンロードできます。
pa_stable_v19_20111121.tgzをダウンロードして、任意の場所に解凍。
$ cd portaudio //ディレクトリに移動
$ env CFLAGS='-arch i386' ./configure
$ make
$ sudo make install
これで、
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PortAudio was successfully installed.
On some systems (e.g. Linux) you should run 'ldconfig' now
to make the shared object available. You may also need to
modify your LD_LIBRARY_PATH environment variable to include
the directory /usr/local/lib
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が出たら成功。
【手順2】Juliusのインストール
http://sourceforge.jp/projects/julius/releases/56549
から [ julius-4.2.2.tar.gz ]をダウンロードします。
解凍は任意の場所で。
$cd julius-4.2.2 //ディレクトリに移動
$ env CFLAGS='-arch i386' ./configure --enable-words-int --with-mictype=portaudio --disable-zlib
$ make
$ sudo make install
インストールが終わったら
$ julius
で確認しましょう。たぶんバージョン等が確認できるはずです。
【手順3】ディクテーションキットのダウンロード
Juliusは単体では動きません。公式に以下の説明があります。
Julius を動かしてみるために必要なキットです. 日本語のディクテーション(自動口述筆記)に必要な最小限のモデル(不特定話者音響モデル + 汎用言語モデル)および Julius の実行バイナリが含まれていますので,これだけでとりあえず Julius を動かしてみることができます.
これをダウンロードします。
http://sourceforge.jp/projects/julius/downloads/51158/dictation-kit-v4.1.tar.gz/
これを解凍したものを julius-4.2.2 直下に移動させましょう。
これで準備完了。(OSのバージョンによってコケる事があります。ページ下で説明します。)
【手順4】Julius の動作確認
$ cd julius-4.2.2
$ julius -C dictation-kit-v4.1/fast.jconf -charconv EUC-JP UTF-8
これで
<<< please speak >>>
がコマンドラインに表示されたら成功!おめでとうございます!
私の場合、この方法ですんなりインストールで来たのですが、
コケることがあるそうです。おそらく【手順1】portaudioの導入 の部分。
Google先生に頼むと解決できるので、 portaudio Mountain Lion などで検索してみましょう。(適当ですみません)
これを使ってゲームを声で操ったり、簡単な工作が出来る様ですよ。私も時間をみつけてやってみたいなぁ、と思います。
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